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久しぶりの更新です

昨日、カイトと久しぶりに散歩しました。ロングリードをつけての運動は庭でしてたけど、家から離れてふたりで歩いたのは5日ぶりでした。

11日、いつもより2時間も早く散歩を終えてまったりしていたところに地震が来ました。
周期が長い嫌な揺れでしたが、何事もなくおさまり…。そこへメールが届きました。
相方が私の実家のある宮城県で震度7強の地震を知らせてくれました。

それからはテレビで流れてくる絶望的な映像を見つつ、県内の親族と連絡を取る術を探しました。そして翌日早朝には親族の無事が携帯と公衆電話からの電話でわかりました。
実家のある市は、港に数メートルの津波が押し寄せ、しばらく救助待ちで人が孤立していることを報道されていたほど(実際に弟が建物の上に避難し難を逃れました)でしたが、幸いなことに実家は浸水もせず、損傷もしていませんでした。

県外にいる私と伯父伯母がパイプとなってバラバラに避難や自宅待機をしている家族に互いの無事を知らせる事が出来ました。
電波状態が悪化したり、バッテリー切れてしまったりで連絡が取れたり取れなかったり、非常にもどかしかったのですが、今やっと安定して携帯が通じる状態になりました。

被災地との連絡の取れやすさを順に並べると
Skype同士>CメールやSMS>メール>携帯電話>固定通話>IP電話
でした。
初日はドコモが掛かりやすく、そのうちパンク寸前になって規制が掛かりソフトバンクが台頭、auは最初は通じずイライラしましたが、3日目にアンテナ車が市に到着して異常なくらい通じるようになりました。
電話は固定からかけるよりもSkypeを使った方がかかりやすかったです。

今回の教訓は出来るだけ多くの親族の連絡先を固定電話でなく、携帯番号、携帯メールアドレスで知っておくことが大切と言うことです。落ち着いたら親に携帯メールの使い方をみっちりと教えに行きます(笑。
もう一つは、災害時は非通知拒否設定を解除しておくことです。
Skypeから電話が通じたはずなのに相手が非通知と通知不可からの電話を拒否する設定にしていたので…という哀しいアクシデントもありました。電話が通じない地域に設置された衛星電話も非通知となってしまうので、同様の出来事があったようです。

携帯用の充電器は車で充電できるものと、単三電池式で交換が容易なもの、パワーは足りないけどソーラーや手回し充電できるものなど、複数取りそろえておいた方がよさそうです。

まだ停電が続く実家では建て替えでオール電化となり、ストーブを捨てちゃったので大変だったそうです。
親族に借りられる前は、火鉢を使っていたそうで……実家の物置にそんなものがあったのが驚きですcoldsweats02ストーブよりも先に捨てるべきのような。

食料の備蓄も大切です。親戚の農家から米を30キロ単位で買っていたのが幸いしたようです(外で炊いたのかな?)。


なんだかんだありましたが、不明だった友人の無事も確認できて、やっと眠れるようになりました。
カイト、散歩さぼってごめんね!
ヴィヴィアンちゃんとお相撲ごっこして、大吉くんと一緒にたっぷり歩けて、大爆睡するカイトなのでした。

めでたしめでたし。

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chiaki

私は東北に友人が何人もいるので心配しましたが、何とか皆無事でした。
しかし、友人のお店のスタッフの女の子…
家は流され、おばあちゃんを亡くし、十数頭いる愛犬の内の2頭を亡くしました。
家がなくなるとは、どんな心境なのでしょう?
経験した人にしか、その虚無感や不安感は理解出来ないのだと思います。
御親類、ご友人、皆さん無事で何よりです。

  • 2011-04-10 (Sun) 19:06:16

Kuyt

最後に連絡の取れた友人は、お宅が津波の被害にあってしまって、今月やっと新しい住居がきまったところです。
あちらの人たちは逞しいです。妹の家では屋根瓦が壊れ、ブルーシート張りになっています。先日の余震で塀も崩れました。弟は駐車場にあった車が流されて(車だけ)所在不明です。それでもみんな命は無事だったからいいんだと言っています。
実家は新築で基礎を丈夫に作ったのが幸いして皿一つ割れませんでしたが、ライフラインがなかなか復旧しませんでした。でも地震直後からご近所さんや親戚友人と食べものや燃料を融通し合って乗り越えていました。私が送った食料やガソリン携行缶も色々な人の役に立てたようです。
ライフラインは東北電力と水道局が整え、ガス(オール電化だと思っていましたが給湯と暖房はガスでした)は東京ガスの方が来てくれたそうです。全国のガス屋さんが助けに来てくれたそうで、他の親戚のお家は愛知の方が直してくれました!
地元商店やスーパーも復旧に全力を注ぎ、今ではほとんどの物が買えるそうです。

もともと実家が洪水地帯にあったので家具が壊れても家や車が駄目になっても、お金はかかるけれどいずれは普段の生活を取り戻せるというのを経験しています。

けれど人やペットの命を失うというのは辛いことです。記事を書いた後に、母の同級生で実家が自営業をやっていた時におつきあいの有った方が亡くなっていた事を知りました。
もう一人、実家で働いていくれた方が、被害の甚大な地域に住んでいます。死者行方不明者には名前がないけれど住所から見て間違いなく家が流れてしまったのですが、まだ連絡が取れません。
少しの繋がりの私でもこんなに気持ちが沈むのに、ご家族の方はどれだけ心配したか、落胆したか、推し量れません。
ご家族を亡くされた方の心の傷を、すこしずつでも時間が癒してくれることを祈ります。

そして哀しい別れにならないためにも、いざというときにカイトを守れるよう、備えをしっかりしていきたいと思います。

  • 2011-04-10 (Sun) 20:18:21

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